トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

カチッとわかる

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クライアント企業の戦略策定の支援していたり、ビジネスデューデリジェンスで企業の競争力評価をしていたりする際、「カチッと分かった」と思える瞬間がちょくちょくある。この感覚が得られるとそのプロジェクトは間違いなく成功する。

 

この「カチッと分かる」という状態は大半の場合、4-6文程度の平易な言葉で構成された理屈である。XXXはXXXだからXXXとなりだからXXXなのでこの会社はXXXするべきだ、程度の理屈であり、しかも理屈としてはシンプルである。これ以上の複雑さにはならないため、頭に残るのである。報告書でも鍵となるスライドも文章と同じせいぜい4-6枚程度となる。また特徴として一つ一つの論理は言われれば当たり前であるものの、それらが繋がったストーリー全体にはある種の知的な面白味があるのである。

 

このような状態にたどり着くのは簡単ではない。正直にいうと過去に自分が担当したプロジェクトの中にはそこまでのレベルに到達しなかったものもなくはない。そしてそこへ至る必勝法のようなものは私は持っておらず、結局のところ、色々とジタバタしながら作り上げるしかないのである。ただしこの「カチッと分かった」という感覚値を持っているとそのレベルまで到達したのか否かの判断はできるためある種のリトマス紙として利用できる。

 

このような感覚値を持っておくことはとても大事だと思っている。