トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

チームオーケストレーション

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先般述べたパートナーからシニアパートナーに向けて発生するチーム運営に関しての補足。

 

少し前のエントリで述べた通りある程度の年次のパートナーになると単発のプロジェクトや提案活動を超えて、ファームのパートナーたちを取りまとめながら当該クライアント企業への提供価値を最大化するという仕事が発生する。このチームオーケストレーションで大事なのはさまざまなシニアパートナーの話を総合する限り、結局は以下の3点に集約されると考えられる。

●そのような仕事があることを認識する
●その仕事を行動群に落とし込む
●それを愚直にやり続ける

 

一つ目は先般のエントリで述べたことなので割愛する。

 

二つ目。結局チームオーケストレーションというのはまだ概念なのでそれらを行動に落とし込む必要がある。これらは定期的にプリンシパル以上くらいで集まり当該クライアントとチームの課題やテーマを整理することであったり誰が誰をカバーするかを整理したり、定期的にCEOに対してフィードバックを貰ったり包括的な課題を議論しに行くことであったり、といった具合のものである。こういった行動を洗い出し、それを自分自身のオペレーティングモデルの中に組み込むことが大事なのである。

 

三つ目。上記の行動群は一つ一つ見るとどれも当たり前で通常業務の問題解決と比べるとはるかに簡単なはずである。しかし大事なのはそれらを規律を持ってやり続けるということである。ある 分野で世界最大の規模を誇るクライアント企業にサーブするチームを取りまとめているシニアパートナーは本テーマに関して”Execution matters, execution is everything”と情熱的に語っていたのはとても印象的である。

 

優秀なコンサルタントで個別プロジェクトの提案やそのデリバリーは極めてシャープで規律ある行動を取っていても、それ以外の活動は(忙しいこともあり)とっ散らかっている人が結構見られる。しかしチームオーケストレーションに関して規律を持って臨むことが大事であると肝に銘じるべきなのだろう。