トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

データは真とする

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何らかの分析を行うときは現実的にはデータの精度の問題に直面する。各種調査機関が出している市場規模のデータなども最もらしい数字が書かれているが、色々と調査方法などを聞いてみるとかなりいい加減なことも多い。そのためそれを鵜呑みにすると実態を見誤ることも多い。調査機関によっては業界関係者は誰も信じておらず、それを使うと馬鹿にされるようなデータすらある。

 

そのようなことは念頭に置きつつもデータの精度とその内容は明示的に分離するべきであると考えている。例えばある企業の市場シェアが落ちていたとするとそれはデータの精度の問題かもしれないが、そうではなく本当に当該企業の競争力が低下しているからかもしれない。このとき精度の話とコンテンツの話を混ぜるといくらでも精度が言い訳になってしまう。そのため例え精度がある程度疑わしかったとしても一旦は全てのデータを真という前提に立ち、コンテンツの切り口から物事の理解に努めるべきである。これは実際にやってみようとすると案外苦しいことではあるが、そのような規律を持つことで議論が深まる。そしてその上で別途精度の議論は必要に応じてするべきなのである。これは特に大学などの機関で研究を真面目にしていた人ほどこの精度問題には戸惑うがやはりビジネスは厳密な科学ではないことを受け入れるべきなのである。

 

あくまでもデータの精度とその内容は分離して議論をするべきなのであり、まずは一旦はデータを真として議論を進めるべきである。