トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

ロジカル家事

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やや下らないエントリ。

 

私自身、オペレーション改善は専門ではないがその昔、トヨタ生産方式に関連した本を何冊か読んだことがあった。詳細は覚えていないが理解したこととしてトヨタ生産方式は単なる小手先の改善施策集ではなく一つの思想体系であり価値観にすら昇華されているということが挙げられる。これだけ体系だった思想にはエレガンスが感じられるのである。またこのように上位概念化されているとかなり汎用性がありさまざまな活動に当てはめられる。そしてその適応先の一つのには家事もあると私は思っている。思っている。

 

例えば私は家では浴室乾燥機を用いて服を乾かしているが、洗濯機から干すまでの工程、そして干したものを取り出し畳むまでの工程にもかなりの工夫がこなせる。トヨタ生産方式では七つのムダという概念があり、その中には動作のムダと運搬のムダいうものがある。前者は作業者の非付加価値作業のことであり、後者はその名の通りワークを不必要に運搬することである。また標準化という概念もある。つまり各工程で最適な動作を規定することで、正しい作業・正しくない作業が評価できるとともに効率化を実現できるのである。

 

これらの概念を洗濯機から洗濯物を取り出しハンガーに干すまでの工程を考えると、私の中での標準化された手順は、①ハンガーを洗濯機の傍の台に置く、②その隣にハンガーを用意しておくこと(ハンガーの口の向きは揃っている)、③ハンガーと洗濯物を一つずつ取りハンガーにかけてそれを洗濯機の上に乗せて洗濯物を重ねていく、④全ての洗濯物をハンガーに装着した時点で全てを抱えて浴室に均等に並べる、というのものになる。

 

また畳むときは、①ハンガーは棒に引っ掛けたままで洗濯物をむしる、②それらをまとめて洗面所の台に置く、③残ったハンガーを一気に回収して脱衣場の所定の棚にハンガーを戻す(このようにするとハンガーの口が同じ方向を向く)、④洗濯機を台にして洗濯物を畳む、という工程をすることでかなり効率的になると考えている。

 

加えて「在庫は悪である」「工程そのものをなくす」「一個流し」といった発想に立てば夜に当日着た服を洗濯と乾燥し翌朝、浴室乾燥機から服をハンガーから取れば畳んで仕舞うといった工程そのものが不要になる。(実際に週末にはそのようにすることもある。)

 

かなり理屈っぽく書いたし、ここまで考えなくても日常の知恵で自然と上記に近い手順になるかもしれないが体系だった思想を当てはめることでより明示的に行動が策定できるはずである。体系だった思想を持っていると案外日常生活にも当てはめられ、より快適な生活を実現できることもあるのである。