トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

ファームでの「無敵の人」

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インターネットスラングで「無敵の人」という概念がある。これは失うものが何もない状態の人で、その立場ゆえにたとえ凶悪な犯罪であっても本人がやりたいと思えばそれをあまり躊躇せずにやってしまえるような状態にあることである。

 

この概念を少し拡張するとプロフェッショナルファームにおいても「無敵の人」というものが存在すると思っている。少し順を追って説明する。ファームにおいては最大の失うものはファーム外で悪評を得ることを別とするとクビになることであると言えるだろう。(以前にも述べたが思われてるほどは一般論としてファームでクビになることはない。)現実的にはたとえクビになったとしてもすぐに次の就職先は見つかるが、とはいえクビになることは精神面も考えると一般的には避けたいことである。しかしそれを過剰に恐れ評価のことばかり気にするようになると、あまりやりたくない仕事でも「短期的な評価のために」という発想の基に担当し始めることもある。

 

しかし以前からも何回か本ブログでも述べている通り少なくともプロフェッショナルファームにおいてはそのようなことは考えずにやりたいことを感情に従ってやる方がはるかに精神的に良く、また結果としてパフォーマンスも上がり評価も上がることが多いのである。そのためプロフェッショナルファームにおいては過度に評価のことを恐れず、「好きなことを好き勝手やってダメだったら最悪クビになるだけだし、そうしたら転職すればいいや。まずは好きなことを好きなだけやってみよう」という発想で臨む方が個人的にはいいと思っている。

 

これはある種、ファーム内において失うものが何もない「無敵の人」状態になったといえる。(昇進直後の人たちは少しそれに近い状態といえる。)このようは状態になるにはある程度意識的に自分の中で言語化して「クビを過度に恐れるよりは好きなことをやる」と思い踏ん切りをつける必要があると思っている。これは精神的なハードルが必ずしも低いとは言えないが一度そのように思えると非常に精神的に楽になると私は考えている。

 

過度に評価を気にしていると思ったら一度意識的に考えを切り替えてみるといいかもしれない。