トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

可能性よりも理屈

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戦略が上手くいくかどうかは本質的には将来予測であるため不確実性を伴う。結局のところ将来どうなるかはその時点になってみないと分からないのである。ただ将来が見通せないからといってももちろん運任せになってもいけない。大事なのは可能性と理屈を概念的に分離し、後者に集中することであると思っている。

 

ものごとが将来上手くいく可能性、上手くいかない可能性はそれだけ議論すると最終的には水掛け論になってしまうことが多い。このような状況では可能性を議論するのではなく「もし上手くいくとしたらどのような場合か?」「逆に上手くいかないとしたらどのような場合か?」という問いを立て、それぞれの構成要素が事実かは一旦脇に置き理屈を確認するのである。このように理屈を明らかにすると見解の相違が理屈のどの部分によって生まれているのか、逆にどの部分は同じ見解なのかが明確となりより議論の精度が深まるのである。

 

これは戦略に限らずさまざまな場面で使える考え方である。例えば採用においてある人を採用するか否かを議論するときにも「この人が入社後に活躍できる理屈、できない理屈」を明らかにすることでより論点(=何を信じべきか?)が明確になる。

 

将来予想をするときは可能性と理屈を分離し、まずは理屈を明らかにする議論が深まる