トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

”Are you spending enough time?”

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私が勤める職場で「凄く偉い人」が「偉い人」を詰めるときに”Are you spending enough time?”という言い回しがある。これはいくつかの概念が詰まっておりなかなか面白い言い方であると思っている。

 

これは大体、デリバリーの品質担保やクライアント企業との関係構築や提案活動の核となるパートナーの仕事の質にシニアパートナークラスの人が不満を持ったときに出てくる台詞である。この背景にある考え方としては「品質が悪いのは担当パートナーが時間を十分に使っていないからだ」ということがある。これは言い換えると「パートナーシップを採っている当社はパートナー同士は文字通り『パートナー』であり既に信頼関係は存在する。そのためパートナーであれば本来持っている能力は十分である。にも関わらず仕事の出来が悪いのはパートナーの能力ではなく時間の使い方に問題がある」という発想になる。

 

そして確かにパートナーになると常にやりたいことは数多くあるため常に時間は足りない。そうすると結局のところ何にどれだけ時間を使うのかは非常に戦略的な問いになるのである。(このブログでは何回も述べている通り戦略の大半はどうやって戦うのかではなくどこで戦うか、言い換えると”How”ではなく”Where”の選択が最も大事である。)特にプリンシパル以降はデリバリーにはアサインされないため、自分で時間の使い方を決める必要が出てくるためデリバリーと提案活動と関係構築にそれぞれどれだけ時間を使うのかは戦略的に考える必要がある。言ってみれば時間の使い方に時間を使わなければならないのである。そしてそれを考えるときは個別の目の前の仕事ではなく、もっと大局的な観点からざっくりと達成したいことを考慮しながら決めなければならないのである。

 

これはもちろんコンサルティングのパートナーに限った話ではなく誰もが考えるべきことであるし、また仕事だけでなくプライベートでも同様だろう。定期的に自分の時間の使い方は見直すべきである。