トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

迫力

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以前にある人が3分を掛けて考えたことを3分で話すのと3年間を掛けて考えたことを3分で話すのでは迫力が違うといった旨のことを言っていた。確かにこの仕事をしていても何かを喋るときにそれは強く実感する。自分がこれまで多くの時間を使って考えてきたことをしゃべるときは迫力が変わるのである。

 

この迫力とは何かを少し考えてみる。そもそもビジネスのコミュニケーションの基本はロジックであり何を喋るときは論理が通っていることは必須である。ただ自分が何らかのロジックを説明するときに、論理「だけ」を理解しているのとその論理の過去の文脈・背景、実際の具体化した事例、あるいはそれを抽象化して捉え直すとどのようなことになるのかなどを理解しながら話すのでは、それらを明示的に話さなかったとしてもやはり説得力は変わってくる。これは結局のところ微妙な言葉の選び方などの言語的な側面と、仕草や声のトーンなどから感じられる自信といった非言語的な側面の両方があると思っている。これが迫力につながるのだろう。

 

そのため説得力を出そうと思ったら本質的にはそのテーマについて考え続ける必要がある。しかしいくつかの加速の方法はあると思っている。まずは筋道の通った分かり易い理屈を頭の中で体系立てて作ること。これは必須である。もちろん上記で述べた通りこれだけでは不十分であるが、とはいえこれが起点にはなる。その上でこのロジックをさらに抽象化したりあるいは具体化するための事例を探したりして肉付けをするのである。これができるためにも基本的なロジックが骨格のような役割を果たすためまずはこの枠組みを意識することが大事である。まずは骨格を作るのである。

 

加えて意識的に声のトーンなどの非言語的な側面に関しても使い分けるべきだろう。つまり重要なところは声を大きくするといった基本的なことでありこれも理屈の域を出ておらず自然ではないために迫力もでない部分もあり小手先芸ではあるが、それでもやはりまずはこういったことから始めるべきだろう。

 

いずれも地味なことではあるが迫力を上げることは意識してみるといいと思っている。