トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

問題解決の3層構造

スポンサーリンク

私はなんらかの組織において問題解決をする場合は3層構造で考えるべきだと思っている。具体的にはロジカルレイヤー、エモーショナルレイヤーそしてポリティカルレイヤーである。

 

一つ目はわかりやすい。問題解決の基本はロジックである。ロジックというのは二つの認識対象の間に存在するの客観的な因果関係のことであり論理的に解を出すことは問題解決の第一歩である。しかしこれでは十分ではない。問題解決とは文字通り「問題」を「解決」しなければならないのであって論理的な解を出すだけでは不十分である。そして論理的に正しい解を見つけたとしてもそれを実行し問題を解決するには論理的な解だけではほぼ全ての場合において不十分である。

 

そこで登場するのが二つ目、そして三つ目のレイヤーである。まずはエモーショナルレイヤーに関して。問題解決のために論理的な解が出たとしてもその問題解決のステークホルダーには感情があるのであり、それを無視しては実際に問題を解決することはできない。問題を解決する上では論理的には正しいが自分の過去を否定することになるからできない、単純にその人の趣味趣向に合致しないために気乗りしない、嫌いな人が発案した解であるためにやりたくない、など問題を解決しようとするとステークホルダーの間にさまざまな感情が生じるためそれらも考慮しなければならないのである。

 

そして三つ目のポリティカルレイヤー。これは単に個々人の感情だけでなく、組織における個人の損得(そしてそれは必ずしも組織の損得と合致しない)、さまざまな感情などが動的に絡み合ったものである。組織で問題解決をするにあたっては個々人の感情に加えて組織の中のポリティクスも考え、なんらかの目的を達成するにあたってこのレイヤーの問題解決もしなければならないのである。

 

問題解決をするにあたっては今はどのレイヤーで問題を解決しているのかを意識するべきなのである。