トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

プロジェクトの価値を一言で表すと

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私自身、コンサルティングプロジェクトが終わるたびに「このプロジェクトで我々が出した価値は何だったのか?」を自問するようにしているし、チームメンバーに対しても議論をすることが多い。このような問いで振り返るとデリバリーそのものではさまざまな活動をしていても、結局のところ経営視点で見たときに我々が居たからこそ生まれた価値は案外、数行でまとめられることが多い。

 

この市場で勝つにはクライアント企業はXXをするべきだ、このA事業はXXXという理由から撤退しむしろB事業に注力するべきだ、この市場は一見伸びそうにないがXXXという理由から買収検討企業は伸びるから買収するべきだ、クライアント企業は組織を分離しXXXという部門を設立するべきだ、といった具合に一言、二言で凝縮されている。そしてその一言が分かりやすいながらも何らかの知的な面白さや深みが感じられるほどプロジェクトがうまくいっている可能性が高い。結局のところ数週間・数ヶ月の成果は一言、二言に凝縮されるのである。

 

もちろんデリバリーの現場ではこの一言、二言以外を発見する以外にもかなり色々な活動をする。一つ一つ見ていくとそれはたしかに必要か否かで言ったら必要ではあるが、それは案外と経営アジェンダに答えているというよりもそれを答える過程で発生する実務をこなしているに過ぎないことが多い。

 

このように実務に溺れてしまうことがあるからこそ要所要所で「結局、このプロジェクトの価値はなんであったのか」を振り返るべきだと思っている。