トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

キャリア戦略

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私はこのブログで何回も「キャリアプラン」などと考えずに心の声に耳を傾け、感情に従って好きなことをするべきだ、と述べてきている。背景にある考えとしてキャリアを考えるときは多くの場合理屈偏重になりがちであり、別の見方をすると感情軽視になりがちになり、結果として「頭でっかち」な「キャリアプラン」(というナンセンス)ができあがってしまうことに危惧しているためである。

 

しかし一方で二割くらいはキャリアを理屈っぽく捉えることも必要であるとも思っている。確かに直感・感情を優先するべきではあるが、ある種の戦略は無理のない範囲で持っておくことは大事であると思っている。ここでいうキャリア戦略とは以前から述べている戦略の考え方にのっとれば、どこにどれだけの時間を使うのか、を考えることである。そしてその結果の成功イメージが描けることが必要である。キャリア仮説と呼ぶことができるかもしれない。「これをやり、その結果こうなり、だから将来こういったことができる」みたいな(仮説的な)イメージ を描けている必要がある。

 

繰り返しになるが感情は優先するべきである。しかし一方で頭の片隅で冷静に自分の時間の使い方を眺め、今の方向性で将来よりやりたいことができているかを考える必要があるだろう。そしてもしもそれが否であるならば無理のない範囲で、言い換えると感情に逆らわない範囲で時間の使い方を変えるべきだろう。

 

私自身、マネージャーくらいになったタイミングで自分の社内における差別化要因が何かを考え、それがどこを最大限活かすにはどのようにプロジェクトをやるべきか、どのようなプロジェクト以外の活動をやるべきか、などを考えた。自分の場合は比較的分かりやすいバリュープロポジション(残念ながら適した日本語がない)がありかつ、それが自分のやりたいことと合致していたためにそこまで苦労はしなかったが、それでもこのような指針(戦略)があったからこそ動きやすい面はあった。キャリアの中で何回か細かい方向転換をしているがそれもこの大きな指針があったからこそできていることだと思っている。

 

感情を優先しつつも頭の片隅では冷静にキャリア戦略を考えていても損はないだろう。