トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

趣味の仕事

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私は今所属しているファームでの仕事を明確にいくつかに分類している。その中の一つに「趣味の仕事」というものがある。これは直接はクライアントプロジェクトにはならない、ないしなったとしても大きなプロジェクトにはならないが、個人として関心があるテーマの知見構築が中心である。場合によってはクライアント企業と議論もしたりするが、この目的はあくまで知見を深めることが目的であり、短中期的にプロジェクトに繋げることは特には意図していない。もちろん長期的にはそれがコンサルティングプロジェクトに結びつくこともなくはないが、そういったことは意識せずに純粋に自分の知的好奇心を優先するようにしている。

 

このような「趣味の仕事」をすることの分かりやすい利点の一つに単純に知見が深まりコンサルティングの幅が広がるというものが挙げられる。実際に何年か前にそれなりに時間をかけて構築したある知見はさまざまなコンサルティング活動において役に立っている。少なくとも経営者クラスの人との1時間分の議論は出来るようなものには仕上がっていると自負しているためなにかと便利である。しかしこのような直接的な利点よりもより重要なのは楽しめるということである。あまり日々の業務からは離れて純粋に自分の興味を追求するということは、仕事に遊びを取り入れていると言えるだろう。このようなことがあると単純に日々の仕事がより楽しくなり彩が生まれる。そしてこういった楽しみがあると廻り回って本業の仕事にも好影響を与えると思っている。(価値観に近いかもしれない。)

 

いうまでもなく個人の持つ貴重な資源の一つに時間が挙げられる。そしてプロフェッショナルとしてこの限られた時間をどこに投資するかはある意味で戦略的な判断が求められる。そのときに一定程度「趣味の仕事」への時間配分を意識的に割くといいと思っている。