トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

究極の時計

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完全な趣味のエントリ。

 

現代アーティストであり随筆家であり時計愛好家でもあった赤瀬川原平氏は「時計好きは二種類に分けられる。一方は次々に好きな時計を見つけ購入し続けるタイプ、もう一方は『究極の一本』を探し求めるタイプ。ただし後者も『究極の一本』などは見つからず、結局、前者同様に時計を買い続けるタイプである」といった旨を述べていた。

 

私は後者のカテゴリに所属する時計愛好家であり「究極の一本」を探しているタイプである。赤瀬川氏が指摘している通り、そのような時計など存在しないが、それでも近い時計は存在すると思っている。そこで本エントリではそのような時計が何かに関して自分なりの意見を述べていきたい。

 

そもそも「究極の時計」とは何か?私自身はあくまでも「実用時計愛好家」であり実用性があることが必須であると思っている。(いうまでもなく、そもそも時計自体が実用的なものではなくなっているのでこの発想自体が矛盾を包含していることは重々承知している。)具体的には下記を満たすものが私の中での究極の(実用)時計である。これはどんなシーンでも使える、と言い換えてもいいだろう。
●デザインがシンプルである
●三針(短針、長針、秒針)である
●時間表示以外の機能は付いていない
●白フェイスである
●バーインデックスである
●自動巻である
●耐水性・耐衝撃性・耐磁性がある
●ステンレススチール製(ないしセラミクス製)である
●ストラップは黒革ストラップか金属ストラップである

 

これらを満たす時計を考えると金属ストラップ部門と黒革ストラップ部門に分けて考える。まず前者であるが、これは私の中では答えが出ている。昨年発売されたロレックス オイスターパーペチュアル 39mm ホワイトである。これは上記の条件を全て満たしている。特に条件として満たすのが難しい耐磁性に関しても特殊なヒゲゼンマイを用いているために通常のヒゲゼンマイよりも大分耐磁性が高い。数ある時計の中でも私が知る限り上記を最も満たす金属ストラップの時計はこれであると思っている。強いて挙げるなら蛍光塗料はデザインを若干シンプルでなくしている点がマイナスだと思っている。(ただしこれはロレックスのポリシーからこの仕様で無くなることは多分ないと思われる。)

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一方で黒革ベルトに関しては残念ながら私なりの答えは出ていない。近い時計としては下記4本が挙げられる。
ジャガー・ルクルト マスターウルトラスリム39mmスモールセコンド
●ノモス・グラスヒュッテ チューリッヒ
●ボーム&メルシエ クリフトン ボーマティック10398
●グラスヒュッテ・オリジナル セネタ・エクセレンス(1-36-01-01-02-30)

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いずれもほぼ条件を満たしているが「あと一歩」及ばない点がある。ジャガールクルトとノモスの時計は耐磁性がないことである。そのためスマートフォンなどに近づけると磁気帯びをして狂いやすくなる。一方のボーム&メルシエの時計はデザインのシンプルさという点と日付表示がある点で条件を満たしていないが、パワーリザーブ・耐磁性などはとてつもなく優れている。グラスヒュッテ・オリジナルも耐磁性はあるがやや針にデザインが入っておりシンプルとは言えない。

 

なお実用性という観点ではそもそも黒革ストラップは夏は腕の汗を吸収するため革が劣化しやすいという欠点があるために黒革そっくりのラバーストラップに変更すると実用性はます。(ただしジャガールクルトの時計はベルト取り付け部分が湾曲しているために不可能。)


変わり種としては金属ストラップも黒革ストラップもラバーストラップも全てワンタッチで付け替え可能なモデルとしてヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ41mmシルバーが挙げられる。これはやはり日付表示がありデザインもややシンプルではないが耐衝撃性・耐磁性があり、かつストラップをワンタッチで変更できるためにある意味で極めて実用性が高い。

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「究極の実用時計」を探しているならば上記モデルは検討してみてもいいかもしれない。
(写真は全て公式ページより)