トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

聞いてもらえるプレゼン

スポンサーリンク

私は日常生活では喋るのは下手な方であると思っている。特に複数人がいる場で話すことは子供の頃から苦手意識があったしそれは今でも本質的には変わっていない。少なくとも流れるように話せるタイプではない。しかしこの仕事を始め、ある程度職位が上がってくると大企業の役員に対していわゆるプレゼンテーションをする機会も増えてきたし、プレゼンテーションでなくても議論をリードすることが求められる場も増えてきた。そしてある程度場数をこなしていくと、プレゼンテーションという本来の自分にとっては自然でないようなことであっても、それなりには上手く出来るようになってきた自負はある。

 

仕事で話すことがそれなりにできるようになった最大の理由は私は感情を込めてプレゼンできるようになったためである。クライアント企業のある事業がいかに素晴らしいか、しかしある側面ではいかに機会を失っているのか、あるいはいかにこの業界の力学が面白いか、そしてそれがいかにクライアント企業にとってチャンスがあるか、いかにオペレーションを改善すればクライアント企業はもっと良くなるのか、といったことを感情、もっと言えば愛情を持って話せば、多少プレゼンテーションが滑らかでなかったとしても、相手は真剣に耳を傾けてくれる。逆にいくら論理的には正しいことを話したとしても、そこに感情が感じられなかったらあまり聞き手には響かない。実際、自分自身が上手くいったなと思えたプレゼンテーションの後には「この会社に対する愛が伝わりました」「本当に中身を面白がっていましたね」といったコメントを聞き手から言われることも多い。理屈ももちろん大事だが、結局のところ人間は感情で動くと思っている。

 

何かをプレゼンする時は、あるいはもっと広く仕事をする時は、更に広く人生を楽しく過ごすには、とにかく感情を込めることが大事なのである。