トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

情報の解釈に価値がある

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ファクトベースコンサルティングは現代のコンサルティングの基本中の基本であり、とにかくファクトベースに論理を展開することは重要である。ファクトベースなんて当たり前の最初は思えたが実際にこの仕事をしばらくやってみると思っている以上にファクトベースでない議論は多く、またそもそもその重要性、あるいはその強さが認識されていないというのが実感である。案外、単純なファクトを見せるだけでも思いのほかシニアクライアントとの議論が盛り上がることも多いのである。そのためファクトベースであることの重要性はいくら強調してもしきれないのである。

 

しかし私はファクトベース以上にそのファクトの解釈の仕方、示唆出し、意味合い出しが重要であると思っている。例えば以前に行ったプロジェクトでも報告書の大半はクライアントが持っているファクトであり、またそのファクトが記載された資料をシニアクライアントも持っていたが、このプロジェクトは圧倒的にクライアントから感謝されリピートの依頼もその後、受けている。結局、この報告書の価値は記載されているファクトそのものではなく、プロジェクトの論点に沿った形でファクトから行動に繋がる示唆を出していったことにあるのである。特にファクトが多すぎてそもそもどこに着目すればいいのかわかりにくかったり、出てきた様々な示唆をどうやって行動につなげるのかは、それなりに慣れが必要だろう。もちろんこれはコンサルティングに限らずに多くの仕事で当てはまるだろう。

 

情報の解釈の価値・重要性は意識してみるといいだろう。