トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

プロジェクトは3時間でも3ヶ月でもできる

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私はどんなプロジェクトのどんなお題でも3時間でも3日でも3週間でも3ヶ月でもできると考えている。当然、検証の深さは異なるがそれでもどんなに短い時間であっても「一回し」することはできる。そのときに大事なことは以下の3点だと思っている。
①論点とそのサブ論点が抑えられていること
②それらに対して答えまたは仮説が出ていること
③上記2点がリストではなくストーリーになっていること

 

①は当たり前であるが、②は補足すると強引な方向感ないし仮説だけでも構わないという点だろう。論点の検証というとたいそうな分析が必要に見えるかもしれないがそうではなく「このお客さんと取引をしているということは多分競争力がある」といったものや「利益率がこれだけ競合よりも高いのだから多分製品が魅力的」といったレベルでも構わない。例え強引であってもとにかく論点に対する答えを出すことが大事なのである。そしてそれは③のストーリーにもつながってくる。どんな仕事でもイケていないやり方に論点とそれに対する答えを単に上から順番に列挙するというものが挙げられる。これは完全に作業屋のマインドセットである。どんなにそれが正しかったとしても単なるリストでは基本的には人間の頭に入ることはない。特にそれが忙しい「偉い人」であればあるほど、である。重要なのは強引な答え/仮説が出た後にそれをまとめ上げて、頭に入ってくるストーリーに仕立てることである。

 

余談ではあるが私は本格的な提案書を書くときは3日の超短期プロジェクトの報告会と思ってプロジェクトの答えのストーリーを作るようにしている。流石にそれくらいの気合を入れるとプロジェクトは依頼される。

 

また心持としては最初にも書いた通り心持としてとにかく「一回し」するという意識を持って動く必要がある。より具体的には最初に与えられた時間内でできることを想像して予め落としどころを見通しておくことである。そのうえでとにかく①から③までを一回しやり切る作業設計をしておくことである。作業設計というと大げさだが、要するにそれぞれにざっくりとどのくらいの時間を掛けるかを予め割り振ることである。そしてその時間内で「必ず」①から③をそれぞれやり切ることである。必ずやり切るという心持と規律が必要なのである。

 

これらを意識すればどんなプロジェクトも3時間でも3日でも3週間でも3ヶ月でも終わらせるはずである。