トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

「n分の1ライン」という発想

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大手自動車部品メーカーのデンソーには「n分の1ライン」というコンセプトがある。nは整数を表し、コストやスピードを1/n、つまり少なくとも半分にする、という考え方である。そして「n分の1ライン」導入率XX%といった形で改善活動の進捗を表現したりしている。私はこれは非常に面白い考え方だと思っている。もしも5%や10%改善するだけならば大枠は現状から変えずに、何とか細かな改善で実現できることも多いが(といっても実際にはそれを実現するのはそれはそれでとても大変)、もしも50%何かを減らさなければならないとすると抜本的なアプローチの変更が必要になるだろう。

 

私もたまにスタートアップをやっている友人とビジネスの話をするときに「もしも今の売上を10倍にしなければならないとしたら何をする?」といった訊き方をすることがある。これも先ほどと同じ考えの元、非連続な発想を呼ぶための一つの手法として用いている。

 

マージナルな変化ではなく非連続な変化を達成するためには、という考え方をすると新しい発想が生まれるときもあるのである。