トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

20~30代で新しいコンセプトを生み出す

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先日、有名なフレームワークを発明してやる、くらいの気概が必要である、といった旨のエントリを書いた。このように書くと「自分はまだ経験や知識が足りない、」と思うかもしれないが、私はそれを言い訳にするべきではないと思っている。というのも有名な経営コンセプトを発明した学者やコンサルタントの多くはそれを20代~30代のうちにそれを成し遂げているからである。例えばポーターは33歳の若さで戦略の名著「競争の戦略」を著している。RBV(Resource Based View)で有名なジェイ・バーニーは30歳で"A resource-based view of the firm"という論文を出している。またマーケティングの大御所のフィリップ・コトラ―は36歳で「コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント」という今でも読まれている本を出しており、大前研一は32歳で「企業参謀」を記している。これらはいずれも代表作であり、そのコンセプトの原型はそれよりも何年も前には著者の中ではあったと推察される。つまり20代のうちにはこのようなことは考えていたはずである。他の分野であっても新しいコンセプトを生み出した多くの学者たちは、やはり20代~30代前半でそれを成し遂げ、それ以降はどちらかというとそれらを発展させていることが多い印象である。(おそらく生物学的にもこれくらいの年代の方が何か新しい知を生み出すには適しているのだと思われる。いわゆる「頭が柔らかい」と言い換えてもいいのだろう。)

 

このような先人たちをみて「彼らは天才であり自分のような凡人とは違う」と思うのはある意味で楽であるが、何かを成し遂げたいのであれば「ならば自分も20~30代で何かを作り上げる」と思う気概が必要であると思っている。若さや経験不足は言い訳にはならないのである。