トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

空雨傘再考

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いわゆるロジカルシンキングで空雨傘という考え方がある。詳細は割愛するが(検索すれば色々と出てくるのでそちらを参考にしてほしい)、これは
①空が曇っている=事実
②雨が降りそうだ=意味合い
③傘を持って行こう=行動


という構成になっており、この考え方はファクトベースの問題解決の基本的な型と言える。しかし私自身はこのフレームワークを見るたびにいつもある種の不満を感じてしまう。なぜならば空雨傘の前に本来あるはずの論点が抜けているためである。何かのファクトを取りに行くには必ず何らかの目的、つまり論点(イシュー)が存在する。空を見上げるのは「今日、傘を持って外出するべきか?」という論点が存在しているはずである(以前にも述べた通り、論点には「べき」が必ず入る)。

 

ファクトを探し、そこから意味合いを出し、行動をとる、というのは一連の問題解決の流れたが、必ずステップゼロとしての論点が存在するべきである。論点なきファクト収集は原理主義的には無駄なのである。論点思考は思っているよりも難しい。だからこそ、どんなに簡単なことであっても常日頃から論点が何かを意識するべきである。