トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

サポートするかコミットするか

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今の仕事はジュニアの仕事は原則としてプロジェクトのデリバリーを担当することである。しかしマネージャー(早い人はシニアアソシエイトくらい)からプロジェクトのデリバリーに加えて提案活動にも携わるようになる。この提案活動は明確にアサインされるデリバリーと異なり、(一部の大掛かりな提案活動を除き)明確なアサインメントは存在せずに、どちらかというと有志で準備するといった動き方になる。しかし例え有志であってもこのような活動に参加する場合は、参加者がそれぞれ「自分はこの活動をサポートしているのか、それにコミットしているのか」を明確に意識するべきだと思っている。

 

前者であれば提案活動全体というよりはその中の一部の仕事(主に作業)を担当し、その活動をリードしている人に言われた仕事をデリバリーの時間の合間に進める形となる。これは提案活動は手伝うし、担当する仕事に関してはもちろん「自分事」でありコミットしているが、提案活動全体はあくまでも「他人事」である。一方で後者であれば、提案活動そのものが「自分事」となる。そのため誰から何を言われなくてもその提案を良くしようとするし、自分自身が能力・知識不足から提案内容を良くできないのだとしたら、他人を巻き込むなどをしてどうにかそれを良くするための方法を考える。仮にデリバリーの活動が忙しかったとしても、コミットしている以上は睡眠時間を削ったり、他の人に手伝ってもらったりしながらなんとか仕上げるのである。仮に人に何かをやって貰ったとしても、活動そのものは「自分事」なのである。これはいわゆる「リーダーシップを発揮する」ということである。(いうまでもなく、ジュニアであってもアサインされたプロジェクトに対しては自分の担当領域だけでなくデリバリー全体にはコミットするべきである。少なくともそのような心持ちが必要である。)

 

いうまでもなく何かをやる以上、(作業だけでなく)活動全体にコミットする方が望ましいし、(それ故の苦しさもあるが)何よりも楽しい。しかし、時間的制約などから全体にコミットできず、あくまでも一部にコミットする、言い換えると提案活動全体をサポートしかできなかったとしても、それにはそれで価値があることである。活動全体にコミットしなかったとしてもその価値が否定されることではない。大事なのは自分自身がサポートしているのか、コミットしているのかを自分自身に対しても他者に対しても明確にすることである。また他人に何かを巻き込むときは彼らの立ち位置を明確にするべきだろう。特にジュニアではなくなるほど明確なアサインメントはなくなるため、立場を明確にする必要性が増す。

 

何かの活動に関わる場合は、活動をサポートするのか、活動全体にコミットするのか、を明確にするべきなのである。