トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

英語上達に必要な発想

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私はこのブログを含め、様々なところで「スキルを習得する」という考え方は非常に残念な考えであり、そういった発想はするべきではないと繰り返し述べている。所詮はスキルで解決できることはジュニアの作業であり、シニアになるとスキルで規定できない、あるいはスキルに要素還元できないその人固有の総合力で勝負するべきものだと思っている。

 

しかし英語に関しては数少ない例外だと思っている。英語という「スキル」に関してはなるべく早く習得するべきである。これは何もコンサルティングに限った話ではなく、ほぼどんな仕事でもそれが当てはまる。一見、国内偏重に見える事業であっても想像していない角度から英語が必要になることは多いのである。また英語ができると単純に仕事の幅が広がる。


英語の学習方法そのものはネットを探せばいくらでも出てくるので割愛はするが、強いて挙げるととにかく音読をすることであると思っている。結局は仕事では喋ることが求められる一方で、日本の英語学習は読みに重きが置かれているため、スピーキングが手薄になっていることが多い印象である。私自身は大昔にDUO3.0をCDと一緒に毎日音読をした時期があり、これはかなり効果があったと思っている。TOEICで900点未満の人は取り敢えずこれを2-3ヶ月くらい続けるだけでも相当英語は上がると思う。(なおこの参考書にある単語や言い回しはビジネスの場でも使える非常に実践的なものであると思っている。)


しかし個人的には発音とか単語とかそのものよりもビジネスの場では英語の話し方を意識するべきだと思っているが、一方でまたこれらはあまり語られない印象である。まず意識するべきことはとにかく曖昧な表現、自信がなさそうに見える言い方は避けることである。例えば、MaybeとかI thinkとかいった表現である。おそらく日本語のコミュニケーションではあまり断定的に表現するべきではないという共通認識があると思われるが、英語ではそのような表現をすると「自信がない人間」というレッテルが貼られる印象である。最初は慣れなくても多少は強引に物事を断定表現した方が大抵の場合はいいだろう。同様に丁寧表現のつもりでも日本語的なへりくだり方は気をつけた方がいいだろう。もちろん謝りべきところは謝るべきではあるが、不必要に謝る必要はない。曖昧な愛想笑いもまた不要である。(これは英語に限った話ではないが、英語環境では特にそれが言える。)あとは精神論にはなるが、英語をできないことを恥じる必要はない。堂々としていれば良いのである。これは普段から心がけるしかないが、長い期間意識すればそれなりに変わるだろう。私の知人で新卒一年目では著しく英語ができなかった人がいる。しかし、この知人は性格的に押しが強かったため、どんなに発音が悪かろうと単語が稚拙だろうと、かまわずに堂々と意見を言える人物であり、そのようにして英語を使っていたら、結果的にその後はMBAのトップスクールに行き、現在はアメリカで国際機関に勤めている。このような事例を見ていると、ビジネスシーンで英語を使えるようになるためには、細かい単語や言い回しよりも考え方の方がよほど大事なように思える。

 

英語はあくまでもツールに過ぎないが日本人の母国語でない以上、相応の努力(または経験)がないと身につかないのもまた事実である。英語に関しては相応の努力をしておくといいだろう。