トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

ハンマーと釘

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「ハンマーしか持っていなければ全てが釘に見える」という諺が英語にある(らしい)。これは要するに自分が何か得意技を持っていると、どんな状況でもその得意技で解決してしまおうとする、という考えである。これは経営コンサルティングのように形のないものを扱っていると特にジュニアな人は得意技に溺れてしまう傾向があるように見える。また面接でも同様である。中途の人たちに対していわゆるケース面接をやっているとITコンサルタントなら全てを業務プロセスとITで解決しようとするし、営業出身者だと全て販売力で解決しようとし、管理部だとやはり管理プロセスや教育で解決しようとする傾向がある。また入社してからも、プロジェクトがオペレーション改善に偏るとどんな会社の経営課題もオペレーション効率化を考えがちであるし、M&Aを多くやっているとM&Aしか解決法が思いつかなくなる。

 

得意技はあるに越したことはないが、そもそも知らず知らずのうちに自分はその得意技に頼ってしまう傾向があるかもしれないこと、そしてそれを避けるためにも意識的に得意技以外の領域のことも考える習慣を身に付けるべきだろう。