トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

「どうやるか?」ではなく「何をやるか?」

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あるシニアパートナーで毎年、年初に今年やるべきことリストを大まかにと書いている、という人がいる。このリストは詳細なものではなくざっくりと一言二言書くという粒度であり、テーマはクライアント関連(例:どのクライアント企業のどんなテーマに取り組むか)はもちろんだが、他にもナレッジ関連(例:新しい知見の構築)、人関連(例:誰に昇進をしてもらいたいか)と幅広く書いているとのことである。そして年末に振り返るとその8割は達成しているらしい。

 

この取り組みの背景には「ファームにいる人間は能力が高いので、真剣にやると決めたことは達成される。そのため大事なのは『どうやるか?』ではなく『何をやるか』を明確にすることである」という考えが根底にはあるとのことであった。特にプロフェッショナルファームはルールはほとんどなくシニアになればなるほど自分のやりたいことをやることが大事であり、またそれがないと苦しくなる設計になっている。言い換えると「やれること」の選択肢が幅広いのである。そのため何をやるかが極めて重要になってくるのである。事業戦略における考え方でも”Where to play”と”How to play”があり、定石として前者でパフォーマンスの7~8割が決まるという考え方も上記に通じるものがある。個人の時間という資源をどのように分配するかも経営資源の配分も戦略が大事なのである。

 

何に時間を使うのか考えることはプロフェッショナルキャリア上、重要なのだろう。