トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

無駄に頑張らない

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私は今の仕事ではかなり効率的な方だと思っている。労働時間は比較的短いことが多く、また一緒に働くチームの労働時間も(たまに滅茶苦茶長いこともあるが)平均的には短い方だと思っている。そのためのコツは色々とあるがその一つに「無駄に頑張らない」ということが挙げられる。一般的にプロフェッショナルファームにいる人たちは多かれ少なかれキャリアに対するある種の野心のようなものを持っており、仕事に対するプライドもあり、根本的には真面目なため、目の前の仕事もかなり頑張る傾向がある。そのことは素晴らしいと思っているが、このような性質ゆえ、ちゃんと考えないとその頑張りが無駄になってしまうこともある。

 

特に多いのが「何となくこのままではいい結果が出なさそうだなあ」というぼんやりとした違和感を持ちながらも、当初クライアントやチームと合意したり自分でやろうとしたことを完遂しようとすることが散見される。そのような場合はほぼ100%、十分な結果は出ない。何かを証明しようと思って情報を収集したり分析したりしても、このような場合は当初の問いに答えられるだけの結果はほぼ間違いなく出てこない。しかし当の本人は違和感を感じながらも目の前の作業を「頑張る」ことで解決しようとしてしまうのである。これは(以前にも書いた)願望と現実を区別的ないことの典型である。いくら何かを証明したいという願望があっても現実にはそれができないにもかかわらず、その現実を直視せずに願望にしがみついているのである。

 

このようなことはファームでは非常に多く見かける。やるべきは違和感を感じたら、早々に見切りを付けて諦めることである。諦めた上で、言い換えると目の前の願望とは異なる現実を受け入れた上で、論点を立て直すべきである。まずは最初は解き方を解くべきである。何かを証明したいが必要なデータがない場合、他の情報源はないか、他の証明方法はないかを検討するべきである。そしてそれも難しい場合は、そもそもの目的に立ち戻り証明しかった点を証明できない中で、どのようにプロジェクトの目的を達成するべきかを考えるべきである。

 

仕事を進める上では真面目な人であればあるほど、無駄に頑張らない、早めに諦めることを意識するべきである。