トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

人を5分で魅了できるネタはあるか?

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随分前にあるフォーラムに参加をした際に、冒頭にある小さなヘッジファンドの代表とあるメガバンクの取締役がそれぞれ5分ずつ程度挨拶をしたことがあった。そのフォーラムのテーマは企業戦略であったが、前者の代表は5分間で非常に示唆深い話をしていた。観客は明らかにこの代表の話を聴き入っていたし、またこのフォーラムに参加していた世界的に有名な経営学者もその挨拶の直後にその代表のところに歩み寄り、詳細な話を訊いていた。一方で、メガバンクの取締役の話は非常に表層的で詰まらない話で僅か5分の間に寝始めた人までいて、正直、全く頭に残らない話であった。

 

よく「エレベータートーク」と言われるように、ビジネスでは短時間で要点を話すことが求められる場面がある。日々の仕事を簡潔にコミュニケーションすることは常であるが、中には日常業務から離れより幅広いテーマで何かを話すことが求められることも多い。そんなときに数分で相手を知的に興奮させられるネタを持っておくことは非常に重要である。特に初対面の人などにそれをできると強烈な印象を相手に残すことはでき、結果として良質な人間関係に発展することも多い。自分自身も特にここ3年ほどはちょくちょく特定のテーマに関してはある程度時間を掛けて考えたり、分析したりし、それをたまに外部に対して発表してきている。そのおかげもあり、いくつかのテーマではそれなりに面白いことは言えるという自負はあるし、それは今の仕事でとても役に立っていると思っている。やはりプロフェッショナルとしては「引き出しの多さと深さ」はとても大事なのである。

 

5分間で人を魅了できるネタがあるかどうか、は常に意識してみるといいだろう。