トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

シナリオとケース

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なんらかの将来を予想するときに〇〇シナリオや〇〇ケースなどという名称の元に将来を場合わけすることがある。この際、私はシナリオとケースを厳密に使い分けるべきだと思っている。

 

シナリオとは自分でコントロール可能なことであり、例えば「積極投資シナリオ」「M&Aシナリオ」「リストラ実施シナリオ」などである。これらはいずれも自分の意思によって一義的には実施できるものであり、内部環境であるとも言える。一方でケースはシナリオと異なり自分では直接的にはコントロール不能なものである。例えば「インフレ率2%ケース」「競合進出ケース」「市場拡大ケース」などが挙げられる。インフレ率にせよ競合の進出にせよ市場拡大にせよいずれも当該企業は直接的には影響を及ぼすことができない事象であり、外部環境であると言える。

 

人によってはシナリオ・ケースの言葉の使い方が違う場合もあるので、どのような言葉を使うかそのものは言うまでもなく問題ではない。重要なのは将来予想をするときに概念として外部環境・内部環境を分けて検討を進めることである。

 

シナリオとケースの違いは明確に意識して使い分けてみるといいだろう。