トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

Good news, bad news

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コンサルティングの仕事においてはもちろん情報そのものにも価値があるが、情報の解釈の仕方により大きな価値があると思っている。クライアントと同じ情報しか見ていなくても、その関係性を把握し、それを繋げて解釈することで大きな付加価値が生まれることも多い。以前にやったある戦略プロジェクトにおいても、情報の8割はクライアント企業も所有しているものであった。しかし、それを(比較的短時間で)戦略検討に文脈に落とし込んで解釈することで大きな価値が出たしクライアントからの満足度も高かったことがあった。私自身は基本的には経営コンサルティングのことしか分からない人間であるが、おそらく多くの頭脳労働でもこのことは当てはまるだろう。情報そのものも大事だがその解釈にこそ価値があるのである。

 

情報の解釈のコツは色々とあるが、そのうちの第一歩としてプロジェクトにおいて接する「全ての」情報を強引にグッドニュースとバッドニュースに分けることであると考えている。あらゆる情報に対して、これはクライアントにとってグッドニュース、これはバッドニュースと仕分けをするのである。このような仕分けがないと、情報はあるものの、だからその意味が分からずに情報が情報の洪水に呑み込まれてそのまま消えてしまう。しかし多少強引であっても、全ての情報をグッドニュース・バッドニュースに仕分けをすることで格段に情報に対する感度が上がり、次に検討するべき論点が明確になってくる。また副産物的にクライアントに対して情報を説明する際のコミュニケーションの鋭さが増す。

 

情報を見たら必ずそれは今の検討している文脈においてグッドニュースかバッドニュースを強引に仕分けをする規律を持ってみるといいだろう。