トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

頭を使う時間、手を動かす時間

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労働時間は究極的には「頭を使う時間」と「手を動かす時間」の二つに分けられると思っている。「頭を使う時間」というのは問題解決をする時間、と言い換えることもでき、論点の設定・分解・優先順位付けや論点の検証方法の検討、検証結果の確認、コミュニケーションの作り込みなどが主な活動として挙げられる。一方の「手を動かす時間」は「頭を使う時間」で決めた作業を実行することであり、それは情報収集であったり、関係者への情報伝達であったり、分析作業であったりと多岐にわたるが、本質的には「手を動かす時間」は考えなくてもできる作業をする時間である。もちろん、実際には作業をする時であっても頭は使うが、それは問題解決の頭の使い方ではない。(もちろん作業が難しい場合はこのブログで何度か言及している解き方を解くことに頭を使う必要がある。)

 

重要なのは、今はどちらの時間であるかを意識し、そのときは必ずそのどちらかに注力し、もう片方に時間を使わないことである。特に多いのが、議論という頭を使うべき時間に突然、手を動かし始めることが挙げられる。また逆に、本来、作業に集中するべき時間なのに、違うテーマに関して頭を使いはじめることもある。しかしこれは不必要に効率を下げる。私自身もチームと時間を過ごすときに両者が混ざりそうなときは明示的に「今は手を動かす/頭を使う時間である」と宣言し、それによって時間をコントロールすることがある。

 

一人でいるときも複数人でいるときも、必ず今は「頭を使う時間」なのか「手を動かす時間」のどちらなのかを意識し、それに集中するべきである。