トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

解き方を解く

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ジュニアなメンバーの典型的な失敗のパターンとして「無駄に頑張ってしまう」ということが挙げられる。つまりどう頑張ってもできっこないことに対して時間を投入して、結果として何も出てこず作業時間が無駄になった、といったようなパターンである。特にコンサルティングファームに入社するメンバーは若く、モチベーションが高く、何事に対しても頑張ろうとする人たちが多い。そのため担当する仕事で何か困難に直面した時に「頑張って」解決しようとする。典型的なのは労働時間で何とかしようとすることが挙げられる。

 

しかし物事、解けないものは解けない。例えば何かを証明するためのそれを裏付けるファクトの調査をした時に、なかなか思うようなファクトが集まらないことがある。そのような状況で多くのジュニアはとにかく時間を掛けてそのファクトを探そうとする。しかしそもそもそれは仮説に過ぎないし、また仮に仮説が正しくてもそれを証明できるファクトが入手不可能な場合も多い。そんな時は早い段階で諦めて代替手段を探すべきなのである。つまり解き方を解く必要がある。それは別の証明方法を探すことかもしれないし、そもそもそれを証明しないで全体のストーリーを構築することかもしれない。正しい論点は「どのようにしてXXXであることを証明するべきか?」あるいは「XXXを証明できない中で全体のストーリーをどのように修正するべきか?」といった具合になる。(論点には「べき」が入っている点には注目していただきたい。)いずれにせよそれまでの証明をするための作業から「解き方を解く」という問題解決に移行するべきなのである。

 

頑張る姿勢は良いことだ。ただし知恵を使って方向に頑張らないと無駄になる。