トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

コンテンツ、クライアント、チーム

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コンサルティングのプロジェクトのデリバリーにおいて、プロジェクト最終責任者およびプロジェクトマネージャーは三つの視点を持つべきだと考えている。具体的にはコンテンツ、クライアント、チームの三つである。

 

一つ目のコンテンツはいうまでもない。クライアント企業がコンサルティングプロジェクトを依頼するのは何らかの成果を期待するからであり、成果を提供することはコンサルタントの使命である。そのためどんな手段を使ってでも成果を提供しなければならない。もしもコンテンツの完成度が足りなければプロジェクト最終責任者あるいはマネージャーが腕をまくって分析を行わなければならないかもしれないし、プロジェクトメンバーを追加で投入したり、変えたりしなければならないかもしれない。文字通りあらゆる手段を使ってデリバリーの品質は守らなければならないのである。

 

コンテンツに加えてクライアント企業・メンバーとの関係性の維持・向上も合わせて考えなければならない。正しいコンテンツが準備できたとしてもクライアントメンバーの中に腹落ちしていない人がいたらせっかくの提言も絵に描いた餅に終わるのである。特にコンサルティングを依頼するようなテーマではクライアント企業の一部メンバーにとっては望ましくない内容であることも多い。そのためクライアントとの関係性や腹落ちにも気を配る必要がある。

 

しかしコンテンツとクライアントだけではまだ不十分である。例え素晴らしいコンテンツを準備し、クライアントも皆満足であっても、コンサルティングファームのチームメンバーが不満であればそれは完璧なデリバリーではない。コンテンツとクライアントが良好であっても、労働時間が長かったり、チームメンバー間で不満が溜まっていたりしたら駄目なのである。(ただし、一般に最初の二つが良好であれば、多くの場合チームも満足している場合は多い。)

 

プロジェクトのデリバリーにあたっては必ずコンテンツ、クライアント、チームの三つのレンズで状況を見るべきである。