トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

東大生の就職先の理想と現実

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しばらく前に東大生・京大生の人気就職先ランキングの10社中7社がコンサル(含むIT系)、2社が投資銀行であることが話題になった。人気企業上位50社を見ても外資系企業が上位を占め、日系メーカーはトヨタ一社しか入っていなかった。
https://www.onecareer.jp/articles/1455

 

しかしこれはあくまで人気企業ランキングでありいわば「理想」の姿である。ところが「現実」を見るとまた違った画が見えてくる。以下は東大新聞がまとめている18年3月卒業の東大学部生・修士生の就職先ランキングであり、これは理想と現実で言えば後者を示していると言える。
http://www.todaishimbun.org/shushoku20180703/

 

これを見てみると結局学部生ランキング1位は東京三菱UFJ銀行であり、3位に三井住友銀行、4位にみずほFGと人気ランキング上位50社圏外のメガバンクが上位を占めている。人気だったコンサルも学部生上位20社の就職先ではマッキンゼーNRIアクセンチュアのわずか3社に過ぎない。理系が多い修士卒業生を見ても、1位こそアクセンチュアであるが、2位にトヨタ、3位に日立、5位ソニー、6位日産と同じく人気ランキング上位50社ではトヨタ以外圏外だった日系メーカーが上位を占めている。コンサルもアクセンチュアNRIだけであり戦略系は上位20社にはランクインしてない。

 

この事実の解釈の仕方はざまざまだろう。ただ少なくともこれらを見る限り、コンサルティング(特に戦略系)や投資銀行は人気は非常に高いが現実には就職先としてはまだまだ少数なのである。