トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

話し言葉で意訳できるか

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以前に、FSB議長のマーク・カーニー氏のレターが関西弁で意訳されたのが一部界隈で話題になった。
http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65763243.html

 

これは金融が本業と思われる人が面白可笑しくツイッターで呟いた内容をまとめたものではあるが、これを別の角度では意訳の重要性を示唆しているように見える。私も本レターの原文もこのまとめを見てから読んでみたが、こちらの意訳の方がはるかにすんなりと頭に入ってきた。これは私の金融の理解の浅さ、英語が母国語でないことなどももちろんあるが、多くの人も同様であったのではないだろうか。結局のところ、聞き手の観点では大抵の物事はざっくりと話されないと人間は(恐らく脳の構造上)頭に入ってこないのだろう。話し手の観点からは物事をざっくりと話し言葉で意訳できない限りそれは伝わると思うべきでない。

 

また意訳をできないならそもそも話す内容を十分に理解していない可能性が高いのではないのだろうか。自分自身の仕事を振り返ってみても物事の構造をちゃんと理解した、と思えていないとざっくりと意訳した話し言葉で物事が説明できない。逆に話し言葉で説明できるかどうかは自分の物事に対する理解度の一つの目安と捉えている。

 

物事は友人に対してカジュアルに話すように意訳しながら話せることを目指してみるといいのではないだろうか。特にそれが複雑な事象であるほどそれを意識してみるといい。