トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

パートナーシップの本質は仲良し集団である

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以前にプロフェッショナルファームには上司が存在しないという話をした。これらは突き詰めるとプロフェッショナルファームはパートナーシップという形態を取っているためである。

 

パートナーシップとは株式を保有するパートナーが対等にファームを所有し運営するという形態の組織である。マッキンゼーやベインの正式名称はMcKinsey & Company、Bain & Companyであり、ここでのCompanyとは企業という意味ではなく仲間たち、つまりパートナー達のことを指している。これは少し違う見方をするとパートナーではないアソシエイトやマネージャーはパートナーシップの観点では少しシニカルな見方をすれば高級バックオフィス、よく言えばパートナー予備軍であり、「仲間たち」には含まれない存在である。

 

本質的にパートナーが対等に会社を保有し運営するという形態は私は「仲良し集団」だと思っている。(ファームに長くいるあるアシスタントは「個人商店の集まり」と表現していた。)つまりパートナー同士は対等なため指揮命令系統が存在せず、相互が信頼関係に基づいて合議制の形態で組織が運営されるのである。もちろん現実的にはパートナーの世界でも(むしろパートナーだからこそ)「偉いパートナーからヒラのパートナー」まで細かく職位が分かれていたりするが、本質的には対等でありそれ故に指揮命令系統が存在しないのである。そのため全ての活動は合議に基づいて相互に支え合う精神の元、持ち回りで組織を運営していくのである。イメージとしては小学校のクラスの委員会方式みたいなものである。

 

プロフェッショナルファームの人気は年々高まっているが、本当の意味でのプロフェッショナルファームに所属したと言えるのはパートナーになってからである。そこまでやってこそ始めて一人前のプロフェッショナルのキャリアのスタートラインに立ったと言えるのである。