トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

失敗プロジェクトでも問題ではない

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誰もが仕事で失敗はしたくないと思っている。しかし一方で仕事をする以上、失敗はつきものでもある。問題はそれをどうやって挽回するかであり、(失敗から学ぶ必要はあるものの)失敗を恐れる必要はない。コンサルティングの場合は失敗と挽回の粒度は下記と考えられると思っている。

 

アソシエイトは一つのタスクで失敗してもいい、

別のタスクで挽回すればいいから

 

マネージャーは一つのミーティングで失敗してもいい、

別のミーティングで挽回すればいいから

 

パートナーは一つのプロジェクトで失敗してもいい、

別のプロジェクトで挽回すればいいから

 

シニアパートナーは一つのクライアントで失敗してもいい、

別のクライアントで挽回すればいいから

 

パートナーであればあるクライアント企業とはプロジェクトを実施しているかどうかに関わらず、アドバイザリーを通じた長期的な関係性を構築(しようと)する。アドバイザリー活動の中でチームを張って検討するべきことがあれば報酬が発生するプロジェクトを立ち上がるのであり、あくまでプロジェクトはアドバイザリー活動の延長線上にあるものである。コンサルタントは原則としてプロジェクトの有無、ましてや報酬の有無は考えるべきではないしそれを目的とするべきではない。目的はアドバイザリーを通じたクライアント企業の経営への貢献であり、プロジェクトはあくまでその副産物と捉えるべきである。クライアント企業との長期的な関係構築の中で発生するプロジェクトの中には一定の確率で失敗プロジェクトが生じるが、クライアントとコンサルタント(パートナー)との間に良好な関係が構築され信頼関係があれば、双方がそれは避けられないものと思って割り切ることができる。またシニアパートナーになるとクライアント単位で同様の考え方をするようになる。

 

失敗は誰もがしたくないが、一方で失敗は発生確率は下げられても本質的には避けられない。失敗をしたときは一段、長いスパンで自分の失敗を見つめ直すと気が楽になるかもしれない。