トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

上司のいない会社

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今働いている会社には入社してからそこそこの年数が経ちつつある。この会社は気に入っているところは色々とあるがその中の一つに(最大の要因と言わないが)上司が存在しないということが挙げられる。


当社には特に部署があるわけではなく誰か特定の人が指揮命令権限や人事権を持っているわけでもないし評価をするわけでもない。また評価に関しては、クライアントリレーション・ピッチ・デリバリーを中心とした個人の活動に関する客観的な数字のほかに、第三者による客観的評価がなされる。またその際、いわゆる360度評価もされ、またその範囲もクライアントリレーション・ピッチ・デリバリーに関係するものだけでなく採用活動や対外活動や研究活動などかなり広めに実施される。つまり特定の人物が私を評価することはない。また異動や転勤も自分の意志で決められ、ある時突然、海外に行けなどと命じられることもない。(大手電機メーカー出身の同僚は「XX社の人事部に自分の人生で握られたくなかった」という言っていた。)


勿論担当する業界やクライアントやテーマが決まってくると、必然的に似た人たちと働くことになるが、その人たちと働きたくないと思えば他に自分の居場所を見つける(作る)ことができれば、一緒に働く人たちを変えることができる。気に入らなければ(実力さえあれば)環境は変えられる、とうのはやはり精神衛生上とても健全でストレスレベルが少ない環境だと思っている。かっこ書きで書いた通り確かに実力があることが前提だが、実力の問題で望んでいる環境が手に入らないのであればそれは納得性が高いし、またその「実力」を測る仕組みも考えられる限りかなりフェアに出来ているので(少なくとも自分はその仕組みにたまに感心する)、文句は言えない。


これは当社に限らず原則として多少の仕組みの違いはあるにせよプロフェッショナルファームとはそのような思想で組織が設計されている。プロフェッショナルファームはそれなりに高いレベルの成果を出すことが求められるという厳しさはあるものの、プロフェッショナルファームならではの自由度もある。