トーキョーハーバー

コンサルティングの現場から

経営判断が下された瞬間

コンサルティングをしていると「今、この瞬間、経営判断が下された」と思える場面に立合えることができ、それは経営コンサルティングに携わる者としたはある種、快感的な瞬間でありこの仕事の醍醐味であると思っている。本エントリではいくつか例を挙げたい…

ネットの「炎上」に関して

単なる雑感。ただし長文。 インターネット(主にツイッター)では定期的に「炎上」が起きる。 いくらかの炎上を見ていると基本的な構図としては、①ある人・組織の行動・言動に対して複数の人が批判し②それが拡散し「炎上側」の過去の発言などが洗い出されさ…

タイムマシン発想法

私はよく「もしタイムマシンがあって、記憶は今のままあの瞬間に戻ったら何を変える?」と自問したり人にも訊いたりする。ここしばらく流行りの「タイムループもの」のような発想である。この質問はうまくいかなかったプロジェクトの初日や提案活動の初日に…

レター形式の文書

私はビジネスの場面でパワーポイント形式ではなくレター形式の文書を書くのは状況によっては非常に有効だと考えている。よく知られていることではあるがアマゾンでは原則としてパワーポイントが禁止されており、会議の前にはその会議の発表者が事前にレター…

鳥貴族赤字転落の仮説的理由

例によって素人なりの所感。 鳥貴族が赤字に転落するとしばらく前に発表したが本エントリではその理由を(素人なりに)考えたい。この理由は数字を見る限りは以下の6点であると思われる。①値上げによる客離れ②メガハイボール導入に伴うドリンク注文点数減少…

体育とランニング

単なる雑感。 私は中高時代は体育がとにかく嫌いであった。小手先を使う野球や卓球などはまだましであったが、走るような基礎体力系の種目が苦手でそれらを行う学期は成績が相対評価で5段階中下から2番目を取ることも多かった。このように運動全般が苦手であ…

企業の成長要因

以前にも少し述べたが外部からさまざまな企業を見ていると伸びている会社の大半は何らかのトレンドを上手く捉えているように思える。それはEC化のようなテクノロジーの進化によって実現した消費行動の変化であったり、新しい技術の普及であったり、人口動態…

英語、ロジック、数字

世の中ではダイバーシティの必要性が叫ばれている。METIがまとめた「ダイバーシティ2.0行動ガイドライン」によると経営は「企業の成長の源は人材にあり、性別や国籍、人種に関係なく、能力のある人材がその能力を十分に発揮し、活躍できる環境が必要である」…

転職エージェントとの付き合い方

転職エージェントとの付き合い方に関して。 私自身、当面転職するつもりはないがそれでも一年に一度くらいの割合で転職エージェントと会うようにしている。付き合いのあるエージェントは基本的にはいわゆる外資系の大手エージェントで2社(2人)ほどあり、そ…

文章を書く上で意識していること

このブログの文章は自分でいうのもやや恥ずかしいが、かなり論理的に流れる構造になっていると自負している。 自分が論理的な文章を書く上で最も意識していることは文の前後の関係性、言い換えると繋がりである。ある文は前の文と並列の関係にあるのか、詳細…

思考を言語化する規律

まだ大学生の頃にある大手コンサルティングファームの日本代表と学生何人かで食事をする機会に恵まれた。その時、いくつかの話が出たがその中で今でも覚えているのはアカウタビリティに関してである。 この代表が新人コンサルタントが初めに意識するべきこと…

人対人

ジュニアとしてこの業界で働き始めたときはシニアメンバーは皆、とても「偉く」みえた。もちろん彼ら・彼女らは単に肩書きの問題だけでなく各自がそれぞれそれに相応しい実績を挙げてきたようにも映った。そしてそれを達成するのは簡単なことではなく、昇進…

資本主義に賭ける投資

FinTechと呼ばれるスタートアップが「あなたに最適の資産運用」を提案するサービスなどが増えているようである。しかし私自身は資産運用の「最適解」(あくまでも個人的意見なため括弧付き)は結局のところ、日本においてはアメリカの株式指数に連動したETF…

思考にこだわりを持つ

まだ生煮えのエントリ。 私自身、思考というものに一定のこだわりを持っているし、頭脳労働をする人であればこだわりは持つべきだと思っている。自分の中でまだこの思考というものが何かを定義できていないが(冒頭に生煮え、と表現したのはこのためである)…

ヤバい人達の特徴

以前に「ヤバい人達にはとにかく関わるべきではない」といった旨のエントリを書いた。大企業に所属しているとこのような人たちにはあまり遭遇する機会がないが、起業をしたり、スタートアップの世界に行くと案外、「ヤバい人たち」には結構遭遇する。このよ…

You are not alone

以前にラストマンシップの話を書き、また一昨日のエントリでラストマンシップは必ずしも自分で全てを解決せずに必要に応じて人(職位の上の人も含む)に仕事を依頼し、自分はプロセスを管理することもある、という旨を述べた。 特に一昨日のエントリに関連し…

飲食店仮説

例によって素人なりの飲食店に関する仮説。 2010年の国勢調査によると初めて「単独世帯」が「夫婦と子」から構成される世帯数を抜いた。これによって世帯を「単独世帯」「夫婦のみ世帯」「夫婦と子世帯」「ひとり親と子世帯」「その他世帯」に分けたときに単…

自分の実力を超えた問題を解決する

以前に「ラストマンシップ」の話をした。ラストマンシップとはチームとしてコミットしている成果の品質を担保する最後の砦は(立場の如何に関わらず)自分であると考えて、どんな手段を使ってでも必ず目的を達成する、という姿勢のことである。 そして過去の…

自分だったらこうする

以前にフィードバックは状態ではなく行動を指摘するべきであるというエントリを書いて。本エントリではもう少しフィードバックの仕方に関して補足する。 フィードバックは状態ではなく行動を指摘するという考えの背景にはファクトベースから入るという思想が…

グローバル人事仮説

私は人事の専門ではないのであくまで素人なりの業界仮説。 私はこれからの大企業の人事関連の大きなテーマの一つにグローバル人事、というものがあるのではないかと思っている。既にテーマになっているかもしれないが、そうだとしたらよりその重要度は増すと…

グローバルの代表との接点

ファームに入ってからまだ日が浅いときに、後にグローバルの代表となるシニアパートナーと1分ほど話す機会があった。当時ある分野の知見を構築する社内プロジェクトに関わっており、その活動をするためにチームルームで作業をしていたところ、本件をリードし…

昇進に関して - アナリストからアソシエイト編

これまで5回にわたって書いているコンサルティングファームでの昇進に関する留意点の続き。今回は(もともと予定していなかった)アナリストからアソシエイトへの昇進に関する留意点を述べる。(これは中途アソシエイト入社組が最初の1年で留意するべき点と…

昇進に関して - パートナーの動き方

前回のエントリでプリンシパルからパートナーへの昇進に関する留意点を述べた。関連してプリンシパルからの「プレイスタイル」について述べていく。私はプリンシパル後半およびパートナー前半の「プレイスタイル」は大まかに●大チーム所属型●エキスパート型●…

昇進に関して - プリンシパルからパートナー編

コンサルティングファームにおける昇進に関しての第4回目のエントリ。今回はプリンシパルからパートナーへの昇進のために留意するべき点を述べる。 これまでにも述べている通りパートナーはコンサルティングにおける真の意味での華である。本当の意味でのコ…

昇進に関して - マネージャーからプリンシパル編

前回、前々回に続いて昇進に関する留意点。今回はマネージャーからプリンシパルに昇進するにあたって意識するべき点を述べていく。 また詳細に入る前にプリンシパルの特徴について書く。マネージャーとプリンシパルの大きな違いはマネージャーの役割は一義的…

昇進に関して - アソシエイトからマネージャー編

前回のエントリからの続きである。今回はアソシエイトからマネージャーへの昇進を目指す際に留意するべき点を述べていく。 まず詳細に入る前にマネージャーの仕事を少し述べていく。プロジェクトのデリバリーにおいてはマネージャーロールは花形といっていい…

昇進に関して - 概念編

これから4回に分けてコンサルティングファームでの昇進するために留意するべき点を述べていく。具体的には下記4回に分けて私なりの意見を書いていきたい。●心構え編●アソシエイトからマネージャー編●マネージャーからプリンシパル編●プリンシパルからパート…

フィードバックに関して

外資系企業では本人の成長のためのアドバイスを「フィードバック」と表現をすることが多い。ジュニアなうちはもちろんさまざまなフィードバックを貰うが、同時にかなり年次が浅いうちからもシニアな人に対して公式・非公式のフィードバックをしたり、あるい…

習慣化とコンビニPB

特に結論のない話。習慣化とコンビニのPBに関する雑感。 習慣化という概念がある。これは主に消費財の分野である商品が「消費者が何も考えず、他のどの類似商品とも比較せずに指名買いで購入される状態」になることである。例えばコカコーラを日常的に飲む人…

ポジティブであれ

「意識高い」という単語はネットを超えて、一般的に普及した概念となってきている。また最近はインスタグラムに「日常に感謝」などというやたらとポジティブな投稿をする「インスタ女子」もさまざまな形で揶揄されている。 「意識高い」人たちが滑稽なのは実…